EPSボードとは?
エクスパンダブルポリスチレンの英称で、エクスのE、ポリのP、スチレンのSからとってEPSと省略して呼びます。それのことを日本では、発泡スチロールと言います。
発泡スチロールと一言で言っても、魚箱から惣菜トレイなど様々ですが、私たちがEPSとよんでいるものは、サーフボード用に硬さ・ビーズの粒の大きさ・融着など特別に開発・改良されたものです。
シェーパーによるハンドメイド製
Restartサーフボードでは、ドリームドライブ社製EPSフォームのSuper b'sを使用しています。
タフライトなどの成形品と違い、100%シェーパーよるハンドメイドです。
シェーパーは元プロサーファーの宇田大地、サーフィン歴38年シェイプ歴11年のキャリアからお客様に、ピッタリ合ったサーフボードを制作します。また、彼の考案したガイアドライブサーフボードは、中心部分にウレタンを挟んだEPSサーフボードで、重さと、しなりの、バランスをコントロールした性能抜群のサーフボードは、必見です。
特徴
このボードの特徴についてお話しましょう。
最大の特徴は、軽さです。従来のウレタン製サーフボードでは、2.5kg~2.8kgくらいで、軽量化したものでも2.2kg~2.4kgです、しかしこれは、強度のおちる軽いウレタンフォームに従来の2層コーティングではなく、1層コーティングにしたものなので、当然強度的に弱くなります。そのためライダークラスの方たちのコンテストなど試合用ボードとして用いられる場合がおおいです。
ところが、このSuper b'sを使うと普通に2層コーティングしても2.0kg~2.2kg程で完成品になります。余談ですが以前軽量化に挑戦した際、1.5kgで仕上がったこともありました。
軽さによる優位性
今軽さについてお話しましたが、軽いと何が変わるのかお話しましょう。
皆さんはライディング中に思うようにボードが動かせなかった経験はございませんか?
ターンの切り替えしの時レールが引っかかり逆エッジがかかってしまい、体と気持ちは進行方向に向いているのにボードがブレーキがかかり落ちてしまったなど、だれでも経験があると思います。
こんなとき、ボードが軽いと素早くリカバリーでき、体勢を立て直してまた波にのっていくことができます。
さらにSuper b'sはビーズと呼ばれる空気の粒の集合体なので、体積中に含まれる、空気の含有量が95%前後あり、これにより浮力も増します。
浮力が増すと、パドリングもスピードUPして、テイクオフやゲッティングアウトも必然的に早くなります。
また、ボードの上に立ってからは、反発力も強いので、ボードを踏めば踏むほど加速し、スピードもあがります。
今まで、皆さんが波に乗るのにどうしても上級者の方に奥から先に乗られてしまい自分が乗れなかったりしていたのも、これで解消です。
さらに、上手に動かせるようになりたいがために、ボードを小さくしてしまい そのため、パドリングに負担がかかっているなどにも、これはボードのサイズを逆に あげても、軽く動かせます。
そして、日本全国に無数に存在するビーチブレイク、その独特の力のないふわふわ した波に混雑している中、一生懸命手をまわしてやっとの思いで波にのっても、すぐ 消えてしまい乗り遅れたりしたこと、ありますよね。こんなときもこのボードは、波の消えたところをアメンボのようにすいすい走っていきます。
強度面でも従来製品を上回る!
今度は強度面についてお話します。
まずは、先に話したように2層フルコーティングでさらにエポキシレジンをしようします、エポキシレジンは、硬化した際ポリエステルレジンより硬くなるので、強度が増しクラッシュに強くなります。
現役プロもコンテストで使用中
2005年度には、関谷利博プロ・林健太プロ・間谷口香プロ・石田秀一郎プロなど
その他にも数多くの現役プロサーファーの方たちがコンテストで使用して活躍されました。
環境面も配慮
環境面でも優れいて、ウレタンは燃やせばダイオキシンなど有害な物質しか出ませんが発泡スチロールはフロンや環境ホルモンなどもなくリサイクルできる素材です。